私の 共生者  パートナー partU




私の家は子供が二人生まれ、ガヤガヤうるさいが、時々若いボランティアの連中が集まりボランティア談議になる。


「うちのサークルは色々な人達がいて、それをまとめていくのに時間がかかって、本当にやりたい活動が出来ないよ。」

「本当にやりたい活動があるなら自分一人でやるのが一番じゃないかなあ。」

「やっぱりサークルに障害者自身がいて、何がしたくて、どこまでできるか話し合っていくうちにみんなの気持が一つになるんじゃないかなあ」

「でも、障害者もみんなで活動するというより、個人的な関わりを求めてきているよね」


ここ数年活動を続けていく人達が、続けていく中での悩みだなあと感心させられる


昨年障害をもつ友人が亡くなった。
部屋からなかなか出られない障害であったが、歌が大好きで、
私はよくギターを抱えて彼を訪ね、一緒に歌った。
「歌うのが一番健康にいい。」といつも私に言っていた。
通っているうちに家族とも親しくなり、話すのも友人・家族半々ぐらいになっていった。

友人が亡くなってから、その家にはあまり行ってない。


私は障害を持つ人との家族づきあいも大好きだ。
話の長いお父さん、世話好きなお母さん、今時の流行を教えてくれる妹等など
障害をもつ人の共生者(家族)と身近になればなるほど、
本人のこともその回りのこともいろいろわかってきて、
自分には何もできない何もできないこともわかってくる。

でもできるかぎり私も共生者に身近になっているということで
何かが変わっていく気がしているし、それが大事なんじゃないかなあと今も思っている